昨年から使わせていただいている、福田おばあちゃんの桃農園に見学に行ってきました。いっぱい勉強をしてきました。ありがとうございました。
岡山市北区三和にある、福田おばあちゃんの桃農園は、山を切り開いた斜面の土地です。斜面に桃の木を植えるのは、陽当たりがよく、水はけもよいからです。
今は白鳳が旬になりますが。だいぶん収穫が終わり、次は清水白桃です。袋かけされているので、おしりを、撮影。
若い木は、1本で450個ぐらい実をつけますが、若く生育が旺盛なので、生理落下も多いそうです。20才を超える大人の木は、600個ぐらい実をつけます。だけど、おいしい桃にするために、若いうちに間引いて残ったものを、袋かけします。下は白鳳。
袋かけした桃は、定期的に木酢などで病気の予防をします。油かすなどの肥料も必要です。下は清水白桃。
桃は、陽当たりのよいところから、甘くなっていきます。
春や梅雨時期の長雨は、桃がところどころピンクの点になる原因の一つです。ちょっとしたピンクの点も、出荷のランクにかかわります。
桃がおいしくなればなるほど、いい香りをはなちます。スーパーでは、桃はもぎとられた状態ですので、分かりませんが、桃の葉も、甘酸っぱいいい香りがします。桃の葉は、赤ちゃんのお風呂のお湯に入れたりして、使うとよいそうです。
これだけよい香りが漂うと、今度はイノシシが狙ってきます。きちんと柵をはりめぐらしているにもかかわらず、農園に入ってくるイノシシもいます。イノシシが、桃の木の枝にぶつかって、実の付いた枝を倒してしまうこともあります。下は分かりづらいですが、ヒヅメ。
イノシシから逃げ切った桃も、さらに選別されます。
エクボがないか、虫はないか、あたっていないか、サイズはよいか、などです。
大切に大切に育った桃を、シトロンで使わせていただいてます。